ハッカミントエクスプレス海コース
北海道北見バスが運行する「いいとこどりバスツアー」の「ハッカミントエクスプレス」が海コース、山コースの2コースで運行されています。
自転車を10台ほど収納できるトレーラーを引いた車両でオホーツクの絶景エリアを走り、景観にすぐれ、走りやすいところで自転車を下ろしてサイクリングをするスペシャルサイクリングツアー!
今回は海コースをご紹介します。
集合は、北見バスステーションに隣接したハッカミントステーション。
車に接続されたトレーラーに自転車を収納してくれました。海コースへスタートです。
車両の中では、スタッフの方が、道中の観光案内をしてくれました。
バスは北上し、「ワッカ原生花園」へ。北海道遺産にも指定されている300種類以上の草花が咲く海浜植物の一大群生地です。
今回は「花の聖水ワッカの水」まで走り、折り返します。距離は9km!
この原生花園はオホーツク海とサロマ湖との間の砂州に広がっていて、左側に見える水面はサロマ湖、右側はオホーツク海なのです。
美しい湖面を眺めて走り、草原の間を抜けていきます。アップダウンはほぼなく、とても走りやすく、小学校低学年でもなんなく走れるそうです。
サロマ湖第2湖口にかかる橋を渡ります。このエリアでは左右に広がる美しい水の景観を楽しめます。
橋を越えると、一部未舗装エリアに差し掛かります。怖い人は自転車を降りて、押してもOK!林が見えてきました。
「ワッカ」という言葉はアイヌ語の「真水」からきていて、「水が湧くところ=WAKKA-O-I」に由来しているそうです。この花の聖水エリアには、この土地に点在する常呂遺跡の住居跡群が発見されています。昔から住みやすい場所だったのでしょう。
実際に飲める湧き水も湧き出していて、ボトルに入れて持ち帰ることもできますよ!
ここで折り返します。4.5kmはあっという間でした。来た道を戻りますが、逆側から見る景観もまた素敵でした。
自転車を積み込み、次のスポットへ。
まずは能取湖の北西部のエリアを走ります。向こうに見えるオホーツク海と、てんさい畑などの田園風景を楽しめます。
続いては、能取岬へ。国民的アイドルが出演したあの航空会社のCMで有名になった岬です。
目の前に真っ青な海が広がり、白と黒のボーダーの灯台が見えてきました。パノラマの中をダウンヒル!
ボーダーカラーの灯台の周りには、草原が広がり、岬から見晴らせる真っ青な海の景観も美しく、とても気持ちのいい場所です。しばらく景観を楽しみました。
次はランチタイム!網走道の駅に向かいます。それぞれ、好みのものを選びます。
ご当地メニューの網走バーガー、長イモフライ、デザートにはピスタチオアイス。
網走バーガーは、カラフトマスのフライと山わさび、地元産のフレッシュな長イモが入ったご当地バーガーです。
長イモフライは昆布味をチョイス。
買い物を楽しんだ後は、この日最後の走行エリアへ。
JR釧網本線の「北浜駅」でバスを降りました。
駅舎に入ると、壁や天井にも、びっしりと名刺が貼られていました。国鉄時代から続いているそうです。
ここから自転車を走らせます。この日最後の走行パート!
この日は好天に恵まれていて、遠くの山々の山並みを眺めながら、気持ちよく走りました。
草原に目をやると、馬の大群が草を食んでいます。やわらかい夕陽に照らされて、広大な草原の中で馬の群れがのんびり草を食む光景は、まるでどこかヨーロッパの国みたい。
やわらかい陽射しに輝く草原と馬を眺めながら、ちょっと不思議な気持ちになりました。
まもなく、小清水道の駅に到着しました。走行距離は23kmほどですが、移動した距離は長いので、その分達成感も大きく感じます。
どっぷり、しっかり、楽しみました!
バスはスタートした北見バスステーションに戻り、この日の行程は終了です。
ハッカミントステーションでレンタサイクルを利用すれば、手ぶら利用もOK。
今年の運行は安全に走れる10月末までとのことです。
これからは黄葉も進み、また別の美しさを楽しめることでしょう。
興味のある方はお早めにご参加をご検討くださいね!
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